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2025シーズン開幕戦は惜敗…

2025シーズン開幕!

 ときわFCのTOPチームは、4月13日(日)に開幕戦を迎えました。

 対戦相手は、常磐大学高校のOBも在籍する水戸信用金庫。悲願の2部昇格を果たすためには、負けられない試合です。

 しかしながら、ときわFCはピンチを迎えます。3日前まで、参加可能な選手数が6名のまま、不参加人数だけが伸びていきます。なぜか水戸信用金庫の選手がときわFCのグループLINEに参加しているため、この情報は筒抜けです。

 このままの人数ではルール上棄権となり、リーグ戦も勝ち点を-3されることになります。長いリーグ戦を戦うとはいえ、勝ち点「-3」はあまりに大きいマイナスです。

 何とか試合を成立させるためにも、7人が必要です。最低あと一人。11人などという贅沢は言えません。

無事キックオフを迎えることはできるのか??

 結果的には、9人でキックオフを迎えられました。何とか仕事の都合をつけて参加してくれたメンバーもいて、本当に助かりました。ありがとうございます!

 2人足りないにもかかわらず、7人での戦いを覚悟していたので、安心感すら感じます。

スターティング11(というか9)

ポジションー名 前―(前所属)

GK 長谷川佑太(常磐大高ー東日本国際大学)

DF マッコイ(常磐大高)

DF 額賀達也(常磐大高ー常磐大学)

DF 市村駿太(常磐大高)

DF 竹本 浩(松山北高ー筑波大学-ダイヤモンドFC)

MF 池田虹誠(常磐大高)

MF 池田恭雅(常磐大高)

MF 吉澤玲生(常磐大高-常磐大)

FW 菊地海斗(常磐大高ー玉川大)

1-4-3-1のフォーメーションで挑みます。

前半キックオフ

 4月中旬とは思えない低気温+雨という過酷な環境の中14:00にマイボールのキックオフ。

 数的劣位の定石通り、引き込んでカウンターアタックを狙うときわFC。2人ビハインドかつ、一人は49歳10か月で肉離れ持ちの竹本のため、4バックというか4センターバックで中央を固めます。

 対する水戸信用金庫は、昨シーズンのメンバーに若いメンバーも加わった布陣。1-4-4-2の布陣。

 できるだけボールを保持する時間を伸ばしたいときわFCと、「まあ2人多いし勝てるでしょ」の雰囲気の水戸信用金庫。必然的にときわFC陣地でのプレーが長くなります。

 

 開始早々に右サイドからのクロスが逆サイドにこぼれ、角度のない中シュートブロックに行くもののニアサイドを抜かれて失点を許します。

 しかし、その後はGK長谷川のグローブを付けたのは4年ぶり、との言葉からは信じられない安定したプレー。身体能力お化けぶりをいかんなく発揮したシュートストップとクロス対応で、失点を1で食い止めます。

 さらに、長谷川、マッコイからのロングフィードや、CBに入ったルーキー市村とベテラン額賀からの配球で、しっかりとカウンターを発動。この日1トップに入った(というかこれ以上人がいない)菊地は、広大なスペースを上手く活用してカウンターの起点となります。

 前半は、中央の守備を固めてカウンターを狙うときわFCにとっては、ほぼ狙い通りの展開で終了。

運命の後半、キックオフ

 ハーフタイムでは交代の確認、フォーメーションの変更などは無し。

 「しっかり守れば得点のチャンスも十分ある。勝ち点を取って帰るぞ。」と気合を入れなおして後半のキックオフを迎えます。

 水戸信用金庫としては、1点のリードでは心配な展開のため、前半に比べて若干前からのプレスが強まります。

 それを受けて、ときわFCのMF陣は持ち前のテクニックで中盤のプレスをかいくぐろうと奮闘します。吉澤池田虹誠恭雅(実は二人は親戚だった)のテクニシャン3人は、中盤中央で優位に立ち、相手ゴール前に侵入するチャンスを作り出します。

 プレスの網にかかってショートカウンターを受ける回数も増したため、決定的なシュートを受けるシーンが増えます。しかし、後半もGK長谷川がビッグセーブを連発し、失点を許しません。

 また、マッコイがすべて跳ね返す勢いで制空権を掌握して、簡単なロングボールはシャットアウトします。(なぜ、あの負荷を背負ってもあれほど高く飛べるのか?) 

ラスト20分、追いつけるのか?

 気がつけば飲水タイム(めちゃめちゃ寒いのに飲水タイムがあって助かりました)を迎え、ラスト20分。ルーキー市村が、これまでよりも若干高めのポジションを取って攻撃の人数を増やそうと試みます。

 水戸信用金庫にも疲労の色が見え、交代カードが切られます。ポジションの変更もあってか、単純なクロスから一転して中央からの突破を狙うパスが増えます。

 相手選手が中央にポジションをとり、ときわFCのDF陣はマークしようにも人数が足りなくなります(そもそも足りてないが)。しかしそこは、MF虹誠が守備のバランスを意識してくれて、守備は崩れずに粘ります。

 さらにCBの額賀、市村は狙い通りに守備から攻撃のトランジションの局面で技術を発揮して、攻撃の起点となります。

 広い視野と正確なロングレンジのパスで、決定機を次々と生み出す吉澤と、ルーキーらしい運動量で、BOX to BOXの運動量でどこにでも顔を出してくれる恭雅。そして前半から起点になり続けてくれている菊地の攻撃陣が、ビッグチャンスを生み出します。

 しかし、何故右ポストをたたいたシュートは、なぜもどってきてしまうのか!?GKの目の前で、 それつついたら入るんじゃないの?そこでふかしますか?などなど、決定機を迎えつつも、あと少しのところでゴールを割ることができないまま、試合終了のホイッスルを聞くことになりました。

 とはいえ、攻撃陣も人数の少ない中、ひるまず攻撃し続けてくれました。あと少しサポートに入る選手がいれば、余裕を持ってゴールに迫れたでしょう。

 苦しい中でもゴールに向かってプレーしてくれた姿は素晴らしかったです!タラレバは禁物です。THIS IS FOOTBALL!

勝ち点0、得失点‐1の価値

 この試合、勝ち点0、得失点-1となりました。しかし、人数不足で棄権した場合は、リーグの規約上「勝ち点」が-3です。

 長いリーグ戦とはいえ、優勝を目指す上で勝ち点の-3はあまりにも大きな代償です。そこから考えると、今回の戦いは苦しいものでしたが、価値のある勝ち点0と得失点差-1と言えるでしょう。

ここから勝ち点を積み上げ、さらに上位リーグを経て優勝した時に、きっとこの開幕戦の価値がさらに高まると思います。次節以降は全勝で行きたいですね!

 控えのメンバーもいないため、この試合で取れた唯一の写真。達成感すら感じますね~!

お疲れ様でした。